名古屋で税理士事務所に勤務しながらMBAを取得。税理士試験の突破した勉強法や自己啓発、節税や節約情報などの情報をお送りします。

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世界一簡単な投資方法 「ダウの負け犬」戦略

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初心者でも簡単に、しかも日経平均株価やTOPIXに連動するインデックスファンドより配当利回りがいいという投資手法があります。そんな銘柄選びの戦略を『ダウの負け犬』戦略とよびます。この手法は日本ではなじみがないかもしれませんが、実は、投資大国であるアメリカでは生まれ古くから語り継がれている古典的な手法なのです。今回は、アメリカ人なら皆知っている『ダウの負け犬』戦略を紹介します。

『ダウの負け犬』戦略とは

ダウとは、アメリカの代表的な株価指数であり、世界への影響力をゆうする「ニューヨーク・ダウ工業株30種平均」を構成する超・大企業30社をいいます。この30社にはApple・アメリカンエクスプレス・ナイキなど日本でも知らない人はいない超有名な大企業が含まれています。

そして、この『ダウの負け犬』戦略とは、この優良企業の中から選ばれた30社を株価の割に配当金が高い指標である配当利回率の高い順に並べ、上から順に投資候補とする戦略のことをいいます。なお、この配当利回率は、1年間にもらえる配当÷投資金額により算出できます。

この手法は冒頭で述べたとおりにアメリカで生まれた手法ですので、あくまでも本来は、アメリカの指標であるダウを利用していますが、日本においても同様の指数である『TOPIXコア30』がありますので、これを利用して日本株でも代用します。なお、この『TOPIXコア30』には、トヨタ自動車をはじめ、三菱商事やキーエンスなど日本の超優良企業が含まれていますので、投資対象企業として申し分ないです。

日本版『ダウの負け犬』戦略の方法とは

『ダウの負け犬』戦略による投資は配当金を考慮した中長期的での投資方法となりますので、デイトレードなど短期的な投資を好む人にとっては最大限のメリットを得ることができません。この前提を踏まえて以下の3ステップで投資していく方法です。

STEP1 TOPIXコア30を確認する

アメリカ生まれのこの投資法では本来、米国株指数「ダウ工業株30種平均」の構成30社をまず見ますが、日本株の場合、日本株式を形成する優良企業の30社からなる指数「TOPIXコア30」で代用します。なお、TOPIXコア30の銘柄は年に1回10月に見直されて入れ替わることがありますので、毎年日本を引っ張る優良企業の集まりを示します。

STEP2 配当利回りが高い順に上から買う

次にTOPIXコア30の30社を配当利率の高い順に並び替え、そして利率が高い順に投資候補とします。利回りの確認はネット証券の口座があれば、誰でも簡単にスクリーニング機能をつかって確認できますし、口座がなくてもYahoo ファイナンスでも確認できるでしょう。本来のやり方では、5位または10位までの企業に等額ずつ投資しますが、それだとあまりにも投資額が大きくなるので、そこは自分自身の投資額に回せる資金等と相談して投資していくようにこころがけましょう。

STEP3 1年に1回見直して入れ替えをする

本来の手順では、1年に1回、同じ基準で銘柄を選び、10月の編成で顔ぶれが変わっていたら入れ替わる。こうすれば、株価が上昇して利回りが下がった銘柄をうまく売れたり、逆に下げて利回りの上がった銘柄を買えることもあります。ただし、もともと優良銘柄ですので、無理して銘柄の入れ替えをしなくても効果があります。

『ダウの負け犬』戦略のメリット

配当利回りの高さ

『ダウの負け犬』戦略の最大のメリットはなんと言っても配当利率の高さでしょう。18年1月中旬の日本株だと配当利回りの上位5社の平均値は約4%で、10位まで広げても3%もありますので、銀行に預けているよりも有利であることは間違いはありません。なお、この配当利率は日本の株式市場の平均の2倍以上なのです。

配当利回りの高さの裏返しは負け犬銘柄!?

配当利回りの高さは、逆に考えれば株価が冴えない、不人気な株であることの裏返しであることを指します。つまり『負け犬銘柄』なのです。では、高利回りだけを銘柄を探せばいいのではないのかと考えるかもしれませんが、それでは悪材料を抱えた企業を選びかねないです。ですので、負け犬といっても日本銘柄の雄の中ですので超優良企業であることは変わりはありません。この戦略なら、株価の下落リスクを抑えながら、高い利回りを安心して享受できやすくなります。

『ダウの負け犬』戦略の過去の実績

あの過去の下落局面でも圧勝!?

高い配当金だけ享受したけれども結局株価が大きく下がってしまったのではまったく意味はありません。株価下落は20%以上も下落する可能性もありますので、配当利率が高いだけでは回収するのも何年もかかってしまいます。ではダウの負け犬を利用した投資方法での実際の過去の実績はどうだったのでしょうか?過去の実績を見ると、日経平均株式と比べて「下がりにくい」傾向がみられます。ITバブル崩壊やリーマンショックなどさまざまな歴史的な下落局面でも、日経平均が下落する局面でも下値が堅く、他の手法で投資するよりも圧勝しているというデータもあります。。

『ダウの負け犬』戦略のデメリット

一方で16年〜18年の株価急騰局面では、日経平均ほどは上昇できない傾向もあります。つまり、大きなリスクを取らない分、大きなリターンも得られないということです。しかしながら、それでも大きく値下がりするわけではなく、さらに平均より高い配当金が加わることから2倍・3倍となる投資方法ではないですが、堅実で、なるべく「ほったらかし」にしたい人には最適といえるでしょう。また、株式投資は決して投機ではいけませんので、リスクをあまりにもとりすぎてしまうのは初心者にとっては禁物です。

『ダウの負け犬』戦略の今後

今後はダウの負け犬銘柄がむしろ期待できるという予測もあります。というのは、過去の相場においてもの過去最高値に向かう相場の後半では、それまで出遅れていた割安株が大きく買われる傾向があったとの専門家の意見もあります。もう師走ですがこれからの大相場の後半戦に入ると考えるなら、負け犬が急速に見直されるかもしれません。

ダウの負け犬の中から実際に投資する株を選ぶ際は、数銘柄への分散がおすすめです。そして、その際には異なる業種を選んで業種特有のリスクも分散するように心がけましょう。

私の『ダウの負け犬』戦略による投資方法

ダウの負け犬戦略+時間的分散

以上がダウの負け犬戦略による株式投資の方法となります。ただし、2018年の株価の局面は個人的には天井付近に来ているのではないかと考えています。ですので、例えば投資資金が100万円あった場合に同日に各銘柄に一気に分散した場合、銘柄では分散していますが、もしかしたらその日から暴落していくと考えられるかもしれません。

ですので、私の場合は、カブドットコム証券で利用できるプチ株で毎月積み立てにより時間的分散を実施しております。もちろん、プチ株での利用ですので多少の手数料はかかります。しかし、私の投資スタイルはデイトレードではなく長期的な目線での投資ですのでその手数料分も配当金などでカバーはできると考えています。

株式投資の難しさは売却時のタイミング

個人的には株式投資の難しさはいつ売ることができるかと考えています。ですので、ダウの負け犬戦略は毎年10月に見直されますので、そのときに上位5位から外れれば強制的に売り抜けるなど独自ルールが作りやすいとおもいます。また、上位5位を外れるということは株価と配当利回りは背反の関係にあるので、配当利回りが上がれば、株価が下がる、株価が上がれば、配当利回りが下がれば、株価が上がっていますので、株価上昇によるキャピタルゲインを得ることができると考えています。

ただし、投資は自己責任の世界です。余裕資金で投資するように心がけましょう。

 

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